知ってる?ケープペンギンのこと。

ケープペンギンは、世界中に約18種類いるペンギンの中で、唯一アフリカ大陸に生息するペンギンです。
ペンギンは氷の上で生活するイメージがありますが、ケープペンギンは比較的温暖な地域に生息しています。

主にイワシなどの小魚を、水中で捕食します。
産卵は岩場や藪の根元に作った巣の中で行い、子育てをします。

\当館のケープペンギンたち/

当館には9羽のケープペンギンがくらしています。
ペンギンは他の個体と見分けがつかないと思われがちですが、実はお顔や体の模様、性格は全く違います。
ぜひペンギンたちの個性を見つけてみてください。

あお
もも
こん
オレンジ
オレンジ黒
こころ
おもち
つくし

●ケープペンギンの体重はどれくらい?

ケープペンギンの体重は、約2.5〜4.0kg程度で、個体差や季節によって変動します。
特に羽の生え替わる換羽期の前は栄養を蓄えるため、体重が増える傾向にあります。

ペンギンは水中生活に適した体になっています。
空を飛ぶ鳥の骨密度は低いので体重が軽いですが、
ペンギンは潜水したときに水圧に耐えられるよう骨密度が高く、
その分体重も重いため、深く潜りやすい体の構造になっています。

健康管理の際などにペンギンを持つと、見た目よりもずっしりと重さを感じます。
「世界ペンギンの日」特別バージョンで開催する
「フレンドリータイム(エデュケーションver.)」では、
当館のケープペンギンと同じ重さの人形を持つことができます。

他にも、ペンギンの羽や卵の殻を触っていただけます。

ぜひ体感してみてくださいね。

●ケープペンギンの現状

実はケープペンギンは絶滅の一歩手間!

アフリカに棲むケープペンギンは10年後には絶滅してしまうといわれています。
IUCNレッドリストでは2024年にCR(近絶滅種)に指定されています。
どうしてそんなに減ってしまったのかというと…

①エサとなる魚が足りない
人間が魚を捕りすぎたり、海の環境が変わってしまうことで、
ケープペンギンのエサである魚が減ってしまいます。
魚が減ることで親鳥のお腹がすき、ヒナを育てられなくなります。

②気候変動
近年は人間の活動により、地球の温室効果ガスが増えています。
地球の気温が暑すぎたり寒すぎたり、
雨が急に降ってきたりといった経験があるのではないでしょうか?
これを気候変動(気象変動)といい、これにより海の温度が変わり、魚の棲む場所がかわります。

ケープペンギンたちは一度決まった場所に棲みつくとその場所で一生をすごすこともあり、
近くの海域にいた魚がいなくなるとエサに困ってしまいます。
このままでは「野生のケープペンギンが見られなくなる」危機にあるのです。

●4月25日は世界ペンギンの日

「世界ペンギンの日」は、南極に棲むアデリーペンギンが毎年この時期に北へ移動し南極基地で見られるようになったことで作られた記念日です。

私たちはケープペンギンがいない未来を迎えないために、
「かわいい」の先にある生態や魅力をこれからもたくさん発信してまいります。

みなさんも一緒に、ケープペンギンにとっての幸せを「世界ペンギンの日」をきっかけに考えてみてはいかがでしょうか。