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サンゴとは?

サンゴはどんな生きものだろう?

サンゴとは?

サンゴは、刺胞動物門しほうどうぶつもん花虫鋼かちゅうこうに属する、イソギンチャクやクラゲに近い動物のなかまです。
「ポリプ」と呼ばれる触手で流れてくるプランクトンを捕まえて体内に取り込みます。
または、体内で褐虫藻という藻類と共生し、栄養を得る種類もいます。
褐虫藻は太陽の光で光合成を行い、栄養をつくることができます。
サンゴの体内で過ごす代わりに、作った栄養をサンゴに与えてくれています。サンゴと褐虫藻は共生しており、お互いとても大切な存在です。
サンゴは1つ1つの単体のことを言います。そしてサンゴ礁はサンゴが作った石灰質の骨格 が長い年月をかけだんだん積み重なってできた地形のことを言います。

サンゴの役割

1.生きものの住処になる

サンゴはさまざまな形をしており、他の生きものの巣や寝床、隠れ家になります。そのため、サンゴがいなくなってしまうと、生きものたちは住処を失い、その海から離れてしまいます。

2.防波堤の代わりになる

サンゴ礁は防波堤やテトラポットのように、大きな波を細かくする役割があります。
海辺の生きものや、私たちの住む町を大きな波から守ってくれています。

3.酸素をつくりだす

サンゴの体内の褐虫藻が光合成をし、酸素をつくりだします。
サンゴがいなくなると海中の酸素濃度のバランスが崩れ、生きものに影響するといわれています。

サンゴの繁殖様式

サンゴは無性生殖と有性生殖の2つの方法で繁殖し成長します。
有性生殖はサンゴの産卵により受精が行われ、遺伝的な交配が行われます。受精卵は「プラヌラ」と呼ばれる幼生になり、着床する場所を探し泳ぎます。着床し変態することで私たちがよく見るサンゴのすがたへと成長していきます。
無性生殖では、波や他の生きものがぶつかるなどの影響で折れたサンゴの枝が別の岩などに再固着し、そこから成長していきます。