無性生殖での繁殖
水槽内ではサンゴが成長し、となりのサンゴとぶつかりそうになったときなどに枝を折り、
サンゴ同士の接触を防ぎます。枝を折ったあとは生きものに害のない接着剤で岩につけ、 また新しく成長させます。これを「枝打ち」といいます。
サンゴの産卵・
有性生殖の研究
サンゴの産卵と有性生殖についてはまだ解明されていないことが多く、サンゴ礁の再生のためにさらなる研究が求められています。
サンゴの卵の様子を観察し、水槽環境を管理しながら、サンゴの産卵および有性生殖の研究を行っています。2021年9月、人工海水を使用した閉鎖循環水槽内で“ヤッコミドリイシ”の産卵の観察に日本で初めて成功しました。
2022年5月は “ヤングミドリイシ”の産卵から着床まで確認され、この事例も日本初となりました。
2023年5月生まれのヤングミドリイシでは褐虫藻の取り込みと成長が確認されました。こうしたサンゴの繁殖に関する研究を継続し、豊かなサンゴ礁の再生へ繋げることを目指しています。
これらの活動、研究を通してサンゴ礁の大切さや魅力を発信していきます。