サンゴ礁の再生
サンゴの産卵
2021年9月、閉鎖循環水槽内での人工海水を使用した“ヤッコミドリイシ”の産卵を日本で初めて観察しました。2022年5月には “ヤングミドリイシ”の産卵から着床まで確認され、このケースも日本初となりました。
2023年4月にも、「八重山漁業協同組合サンゴ種苗生産部会」より抱卵状態のサンゴを搬入し、当館で飼育・観察を続けた後、 “ヤングミドリイシ”の産卵を確認。
長期的な視点で飼育繁殖にチャレンジし、閉鎖循環水槽、人工海水を用いた“ミドリイシ類”の繁殖ノウハウを確立させ、将来的には品川生まれ・育ちのサンゴを八重山の海へ返すことを目指します。
サンゴ保全への連携協定

2021年8月、沖縄県石垣島の周辺海域でサンゴの養殖を行う「八重山漁業協同組合サンゴ種苗生産部会」と水槽設備における協力企業「AIネット株式会社」とともに“サンゴ礁およびサンゴの研究、教育普及”に関する3社連携協定を締結。
同協定の下、サンゴ礁再生に関する活動や教育普及活動、サンゴの研究について連携を続けています。
サンゴ礁の現地調査
「八重山漁業協同組合サンゴ種苗生産部会」との連携のもと、飼育スタッフが沖縄県石垣島へ出張し現地のサンゴ礁や養殖を調査。現地で得た知見を今後の再生活動や展示の向上に繋げています。
展示エリア「Coral Lab(コーラルラボ)」
1F「コーラルカフェバー」の一角にある、マクセル アクアパーク品川の“サンゴ礁の再生”への取り組みを紹介する展示コーナー。
「サンゴが産卵する海の環境」・「海中養殖の様子」を表現した2つの水槽を設置し、その上部にあるデジタルサイネージではサンゴ礁の現状や抱える課題をスライドショーで紹介しています。
また、同コーナーで飼育スタッフによる解説イベント「サンゴトーク」を実施し、サンゴの生態や当館の活動を発信しています。