サンゴスタッフコラム

キノコにそっくりなサンゴ?!“ウミキノコ”のご紹介

コーラルカフェバー(1F)内にあるコーラルラボでは、サンゴピックアップ水槽として期間ごとに個性的なサンゴのなかまたちを展示しています。
本日2025年10月4日(土)から展示変更を行い、「ウミキノコ」の展示をスタートしました。

今回のコラムでは、サンゴピックアップ水槽の主役であるウミキノコの魅力をご紹介します。
ウミキノコは、その名の通りキノコのような形が特徴的なサンゴです。

ウミキノコ

前回のコラムではマメスナギンチャクをご紹介しましたが、ウミキノコも同じくやわらかい、骨格を持たないソフトコーラルと呼ばれるサンゴです。

傘から伸びている触手はポリプと呼ばれ、開いてゆらゆらと揺れていることもあれば、閉じてつるっとした表面になっていることもあります。
徐々にポリプが開いていくタイムラプスの動画をコーラルラボのモニターにてご覧いただくことができます。

ポリプが開いている様子
ポリプが閉じている様子

サンゴのふえ方には有性生殖と無性生殖の2種類がありますが、ウミキノコもクローンを作って増殖することが可能です。
波によりちぎれた場合も再生することができ、根元から小さなウミキノコが生えてきて増えることもできます(画像内、黄色の丸印)。

根元から新たに生える、小さなウミキノコ

コーラルラボでは、ゆらゆらと水流に揺られる様子がきれいなウミキノコを多数展示していますので、ぜひ実物をご覧ください!